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性能評価用試験装置

Flat-Trac® Ⅲ タイヤ試験装置(2)

   

目的及びシステム概要

MTS Flat-Trac|||タイヤ試験システムは、自動車全般のタイヤの定常的および動的な力特性とモーメント特性を測定するタイヤ試験装置です。多くの改良が加えられたこの3代目フラット・トラック・システムは、用途に合わせた3種類が標準システムとしてラインナップされています。

本システムは、タイヤのスリップ・アングル、キャンバー角、ローリング半径、タイヤ圧力、ベルト速度、ラジアル・フォース、横方向力、スピンドル速度、またはスピンドル・トルクを正確かつ高応答にて制御し、多軸分力計でFx、Fy、Fz、Mx、およびMzを測定します。Myはスピンドルに搭載されたトルク・トランスデューサによって測定します。

コントローラには制御用にUNIXを採用し高い信頼性を保ちながら、解析/試験設定にはWindows-NTを採用する事で優れた操作性を実現しています。


構造的な特徴として路面再現用のフラットなベルト路面を持っているため、回転ドラム・タイヤ試験システムが抱える不正確さ(曲率のある路面によって生じる不正確さ)を排除し広範囲な試験を可能としています。

試験項目には、ころがり抵抗、セルフアライニング・トルク、レジデュアル・セルフアライニング・トルク、スリップ・アングルスイープ試験、力・モーメント試験、牽引力試験、スリップ率試験、およびトレッド摩耗シミュレーションが可能です。更に本試験装置によるデータは、タイヤ供給業者の資格付けや品質管理、また操安性・サスペンション・シミュレーション・プログラム、設計プログラム、およびモデル化プログラムへの入力として使用可能です。

設備条件

安全性を確保し騒音を低減させるために、試験は作業者の試験室立ち入りを制限できる密閉試験室で行なう必要があります。出入り口にはその室へ入ると直ぐにシステムが停止するようなインターロックを設ける必要があります。試験室の最低スペースは6.5m×7.5mです。付属装置(油圧源装置、ウォータ・ベアリング供給・冷却装置)には、更に4.5m×7.5mのスペースが必要です。最低天井高さは4.5mです。別室のコントロール室を推奨します。特別な基礎は自己反力マスを有しているために不要です。ベルトとスピンドル駆動の動力装置には、別途35MPaの油圧源装置が必要です。また、最大160KWの大気放出熱負荷および最大400KWの水冷却熱負荷の準備が必要です。

保守

定期的予防保守は、一般的な注意点検と潤滑、加振機シールの交換、油圧作動油フィルタの交換、アキュムレータ窒素ガス充填および各計測器の較正を含みます。

LSA

ソフトウェア・ライセンス・アグリーメントの契約によりソフトウェアを常に最新バージョンに保つことが可能です。更にバージョンアップサポートと有事の電話サポートを優先的に受けることが可能になります。

仕様

    Classic SS CT
最大タイヤ径 mm 910 910 910
最大ベルト速度 km/h ±150 ±200 ±250
最大上下方向力 kN 25.0 25.0 25.0
最大左右方向力 kN ±15.0 ±15.0 ±15.0
最大前後方向力 kN ±1.0 ±1.0 ±10.0
最大オーバーターニング・モーメント kN・m ±7.0 ±7.0 ±10.0
最大アライニング・トルク kN・m ±0.7 ±0.7 ±2.0
最大スピンドル・トルク kN・m ---- ---- ± 2.8
最大スリップ・アングル deg ±15 ±30 ±30
最大傾斜角 deg -10 to +30 -12 to +45 -12 to +45
路面サイズ mm 350 x 400 350 x 485 350 x 485
負荷半径(min/max) mm 200 / 475 200 / 475 200 / 475

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