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性能評価用試験装置

MTS K&C システム



MTS のアプリケーション エンジニアである Jake Rawn は、MTS Kinematic & Compliance (K&C) システムを活用して車両のコーナーリング状態を台上再現について述べます。
 
Q: コーナーリング状態を台上で再現することはどれほど価値があるのでしょうか?

Rawn: 走行中の車両には複合の入力があります。K&Cを活用してこの複合入力を台上で再現することにより、その入力に対する応答を定量データとして計測することができます。
K&Cでは複合入力を試験者の方が確認しながら再現することができます。
また、K&Cの高精度な変位・荷重計測機能により、試験者が求める精度をもったデータが計測可能です。

 

K&Cは本来静的なサスペンションの変位、及びその変位による荷重(コンプライアンス特性)を計測する為に設計されました。
しかしながら今回のコーナーリングシミュレーション再現試験では、車両全体の挙動の再現、ダウンフォースの再現、前後方向或いは横方向の加速度入力を各輪ごとに再現する必要があります。
これらの複合入力、或いは車両挙動の再現により得られるホイールポジションの反応はシャーシ開発を担当するエンジニアにとって貴重な資料となります。

台上でのコーナーリングシミュレーションは、特にモータースポーツの開発エンジニアにとって貴重な試験となります。
モータースポーツにおいて車両はその限界性能付近で使用されます。ごく僅かなセッティングの変更により競争力を高めていくことが求められます。

例えばコーナーリング荷重によって車両の姿勢に変化が生じます。コーナーリング時に発生する下向きの荷重を計測し、これを空力によるダウンフォースと組み合わせて検討し、最適な車両姿勢を検討することができます。具体的にはコーナーの入り口、コーナーの途中、コーナーの出口での車両挙動、車両姿勢を把握し、車両の姿勢/挙動がどうあるべきかを考え、調整していくことができることを意味します。
経験や勘だけをたよりに設定を変更していく必要がなくなります。
 

Q: ビークルダイナミクスエンジニアがこのコーナーリングシミュレーション試験から得られるものは何ですか?

Rawn: 試験室内で定量的に得られたデータによって、車両の反応、ホイールの挙動を理解し、現在の車両設定が抱えている問題を解決することができます。
K&Cでは複合入力を分解して再現することができ、各入力に対する対策を検討することができます。
 

Q: このコーナーリングシミュレーション機能をもった試験装置の納入事例はあるのですか?

Rawn: 数多くの自動車メーカー、レースチームがK&Cを導入し、コーナーリングシミュレーションについてこれまで様々なトライアルを行ってきました。
2009年早々に米国ノースカロライナにあるレースチームが新たにK&Cを導入し、私が説明したコーナーリング再現試験をこのK&Cで行うことになっています。


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